糖尿病

糖尿病とは

血液中にはブドウ糖が含まれており、この濃度のことを血糖値と言います。その血糖値が慢性的に高くなっている状態を糖尿病と言います。

そもそもブドウ糖は細胞に取り込まれるもので、やがて体を動かしていくエネルギー源などになっていくものです。これが何らかの原因によって取り込まれなくなると血液中に過多となってしまい、やがて血糖値が上昇したままとなってしまうのです。

なお健康な方であっても食事や糖分を含んだジュースを飲むなどすることで血糖値は上がっていきます。ただ膵臓のβ細胞で作られるホルモンの一種インスリンが分泌されることで、血糖値は下がり再びバランスがとれた状態になります。つまり、インスリンが働くことで、ブドウ糖は細胞に取り込まれ血糖値が下がるようになるのです。

1型糖尿病と2型糖尿病

糖尿病は大きく1型糖尿病と2型糖尿病に分けられます。1型糖尿病は、インスリンを作成する膵臓のβ細胞が免疫反応の異常などによって破壊されることでインスリンがほぼ分泌されない状態になると考えられています。若い世代の方に発症しやすく、数日~数週間の期間で急激に発症することもあって、この場合はのどが異常に渇く、多尿、体重減少、意識障害といった症状がみられます。なお1型はインスリンを直ちに体外から補う必要があるので、治療法は主にインスリン注射となります。

2型糖尿病は、ゆっくりと症状が進行するタイプです。そのため発症初期で自覚症状が出ることがほぼないです。このことが発症に気づくのを遅らせるわけですが、ただその間も血管内にはブドウ糖がダブつくなどして、損傷を受け続けています。そのうち、のどの異常な渇き、倦怠感、多尿・頻尿、食べても体重が減少するといった症状が現れますが、これは糖尿病がかなり進行している状態でもあります。なお、2型の場合は1型と異なりインスリンがほぼ分泌されないということはなく、インスリンの量は十分でも効きが悪い、もしくは分泌量が不足している状態です。そのため、治療法も多少異なります。

発症原因については、長きに渡る不摂生な生活習慣(過食や不規則な食生活、運動不足、喫煙・多量の飲酒、ストレス、肥満 など)が引き金になるとされ、多くは中年以降に発症します。なお日本人の全糖尿病患者のうち95%以上が2型糖尿病の患者様です。

また1型、2型のほかにも、病気や薬の影響で発症する二次性糖尿病、高血糖状態になりやすい妊婦が発症する妊娠糖尿病といったタイプもあります。

気をつけたいのは合併症

よく怖い病気と言われる糖尿病ですが、本当に気をつけなければいけないのは、糖尿病をきっかけとして発症する合併症です。自覚症状が出にくいのが糖尿病の特徴でもあるわけですが、放置が続けばやがて様々な血管障害(動脈硬化 など)が起きます。その中でも細小血管はダメージを受けやすく、これらが集中する網膜や腎臓から合併症は起こりやすく、糖尿病網膜症、糖尿病腎症、糖尿病神経障害は糖尿病の三大合併症とされ、最悪な場合、失明、人工透析、壊疽といった状態になることもあります。また動脈硬化の促進によって、脳卒中(脳梗塞、脳出血)、心筋梗塞、狭心症などの重病を発症することもあります。このほかにも免疫力の低下で感染症にかかりやすくもなります。このような状態にならないためにも、早めに発症に気づき、速やかに血糖をコントロールすることが大切です。

治療について

先にも述べました1型と2型では治療方法が異なります。1型の場合は不足しているインスリンを補うインスリン注射によるインスリン療法になります。

2型糖尿病の場合は、インスリンが不足している、効きが悪いということはありますが、多少なりとも分泌されている状態なので生活習慣の改善から始めていきます。食事面では、まず食べ過ぎや肥満に注意するために適正エネルギーの摂取に努めるほか、一日三食の規則正しい食生活、栄養バランスのとれた食事(食品交換表の活用 など)をしていきます。またインスリンの作用を高める効果があるとされる運動も行うようにします。内容としては、息が弾む程度の有酸素運動(1回30分程度のウォーキングやサイクリング など)で充分とされていますが、日常生活に取り入れるようにしてください。

血糖のコントロールが上記だけでは困難な場合は、薬物療法として経口血糖降下薬も併せて服用していきます。それでも血糖値を下げるのが難しければインスリン療法となります。

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